一般住宅の場合建物の構造は
@在来工法(木造) | 昔からある日本家屋の建て方、土台・桁・梁・筋違・柱などからなる軸組工法です。建売住宅に多いいのもこのタイプです。造作も容易に出来る特徴があります。和風木造に主として用いる真壁造りや洋風木造に主として用いる大壁造りがあります。大壁作りの方が入り口のドアの高さが高いです。 (注意)木ずりの部分(防水シートのすぐ内側)にパネルがあるのとないのでは耐震性が違うのではないでしょうか?チェックしてみて下さい。昔のように板が何枚もはってあるものか、厚いパネルをはってあるものなのか。 |
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Aツーバイフォー工法(木造) | 2×4インチの板材で骨組を構成した枠組壁工法です。こちらも最近20年間で飛躍的に進歩をしました。壁一面で建物を支えるため耐震性や耐火性・気密性が良いことが特徴にあります。ただし造作の点では在来工法の方がしやすさの点では上でしょう。しかし最近の2×4工法は造作に於いても将来の為に出来るように造られているものもあります。柱が無い為窓を多く欲しい方にとってはいまひとつでしょう。しかし室内の空間(広さ)は十分に多くとれます。 |
B鉄骨造 | 骨組を鉄鋼材で構成する建物です。軽量鉄骨造など。耐震性は木造に比べると良いのですが耐火性は2×4よりは劣るのではないかと思います。しかし最近では内部の資材に耐火材を使用するケースが多くこの点も改善されています。 |
C鉄筋コンクリート造(RC) 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC) |
棒鋼とコンクリートを複合したもの(RC)。鉄筋コンクリート造に鉄骨を使ったものが鉄骨鉄筋コンクリート造になります。(SRC)マンションなどはこのタイプです。耐震性・耐火性は木造・鉄骨造に比べるとはるかに良いです。が建築のコストがかかるのと2階建の住宅ではあまりみかけません。余裕があり地下を設けて3階建てにしたいという場合は住宅にも良いでしょう。 |
Dその他(ブロック造や複合体) | 石、レンガ、コンクリートブロックなどを組積して造る組積式構造(ブロック造)や@〜Dを組み合わせた複合建築など。ブロック造では耐震性で問題がある為鉄筋コンクリートでの補強が必要になります。複合体は各工法良い部分をとり建築する方法です。 |
(細かい特徴はメーカーさんなどのHPで確認して下さい。)
建物の重要部分は基礎です。
基礎は建物の底部に位置し建物が沈下したり、傾いたり等の障害が生じないように地盤の上に安全に据えることが大切です。
現在の一般住宅の基礎はほとんどべた基礎(建物の底部全体に鉄筋コンクリート敷き)になっています。以前は布基礎と呼ばれる土台の部分の連続基礎のみでありました。べた基礎によってかなりの耐震性がアップしました。また地盤の弱いところには杭基礎も必要になります。既成のコンクリート杭、鋼杭、場所打ちコンクリート杭とありますが地盤にあったものを使うことになるでしょう。(杭の必要の無い土地も多くあります)
屋根について
屋根も重要な要素のひとつです。建売住宅などは屋根の材料を指定出来ないのですが、一般に和風住宅の場合は日本瓦葺きが昔からありました。耐久性は優れているのですが重量が重くなる為、柱、梁など太くしなければなりません。洋瓦も日本瓦同様に耐久性に優れています。一番多いいのはスレート葺きです。2種類あるのを知っておくと良いでしょう。石綿スレート葺きと天然スレート葺きです。天然スレート葺きの方が高価ではあります。
各ハウスメーカー・建売とお客様の好み等ありますので、納得いくまで調べてみるのも良いでしょう。
最近の新築住宅では24時間換気システムというのが当たり前のように付いてます。(義務)システムといっても空調システムのようなものではなく各室内に外気を取り込む・排出する穴を設けなければならないといった程度です。モーターが付いてないものがほとんど
です。(中にはモーター付もあります。)電気設備では注文住宅にかかわらず、建売でも建築前でしたら対応出来ています。インターネットのブロードバンド用に配管してくれます。(別途費用が必要です。)冷暖房も新築時に付けてしまうのが良いでしょう。(リビングには天井への埋め込みがたのエアコン(高価)を付けておくと見た目にもエアコンの効率にも良いです。給排水設備では厨房設備の中で浄水器は付けておいた方が良いでしょう。(最近では建売住宅に浄水器・食洗器付のキッチンも出てきています。)